にじ387号

3行事の内容がほぼ決まりました

今年度これからの大きな行事の内容がほぼ決まりましたのでお知らせします。

交流会 9月6日(金)AOZ
今年は金曜日の開催ですのでご注意ください。午前中は、昨年に続き、防災について考えます。昨年は福島市危機管理室の方に、防災の知識、日頃の備えについて講演いただきました。今年は、いざというときにうろたえずに動けるように、非常食を調理したり、身近にある新聞紙を活用して危険を回避する方法などの体験をします。同時に、フラダンスや川柳の初歩体験も行います。午後は、ミュージックベルクラブの演奏・フラサークルにじのフラダンス発表、「歌声ひろば」でゆっくりと過ごします。小原眼鏡さんにも来ていただき、日常生活用具や便利グッズの展示も例年通り行います。参加申し込みは、7月1日から受け付けます。

小旅行 10月11日(金)
山形県寒河江市を訪れます。我が国の仏教信仰のあり方を知るうえで重要な建造物であり、江戸時代と変わらぬ佇まいをとどめる国史跡「慈恩寺旧境内」を散策した後、東北最大級の道の駅「チェリーランドさがえ」で山形の郷土料理「芋煮御膳」の昼食・買い物を楽しみます。広々とした店内でゆったりと山形県の工芸品・名産品や土産物のショッピングが楽しめます。帰路は米沢を通り、「道の駅米沢」で休憩、道の駅のはしごも楽しみましょう!
次号で詳しい日程をお知らせします。参加申し込みは9月2日(月)から電話のみで受け付けます。

バザー 11月9日(土)
一般の方にも参加いただく本バザーは、11月9日(土)です。提供品のご協力は9月からお願いいたします。不要になった品・購入したけど使わないでしまったという品、何でも結構です。なお、洋服・着物・マフラー・手袋などの衣料品はクリーニング済み(または、洗濯してたたんだ状態)のものをお願いします。
夏バザーは7月8日(月)~8月9日(金)に行います。対象は、サポートセンターにじ利用の方やボランティア・関係者に限らせていただきます。

情報コーナー

日本点字図書館わくわく用具ショップからの情報です。(TEL:03-3209-0751)
●らくチン!レンジ鍋レコポ ブラック:レンジで手軽に調理が出来るコンパクトサイズのお鍋です。素材はポリプロピレンでレンジから取り出す際に熱くなりにくいです。調理してそのまま食卓に並べる事が出来るので洗い物も減り、手間が少なくなります。野菜本来のうま味を逃さず調理できます。レンジ加熱は茹でるよりもビタミンCの流出を防ぎ、栄養素を逃さないことも確かめられています。加熱時間が短く、野菜の色も鮮やかに仕上がります。鍋、ラーメン、炊き込みごはんなど、これ一つで調理出来ます。フタには湯切り穴があるのでパスタやうどんも茹でられます。本製品の目安加熱時間は500Wでの場合です。800W以上では使用しないでください。
大きさ:21.5×18.3×(高さ)11.5cm
重さ:138g  適正容量:700ml
販売価格:990円(税込)

●カラフル白杖袋 大・中・小:白杖袋としてお使いいただける、片ひもタイプの巾着袋です。丈夫で裂けにくく、洗いやすいのが特徴のナイロン製です。サイズは大、中、小の3種類からお選びください。色や柄は多数ご用意していますので、お問い合わせください。お使いの白杖を折りたたんだ際の長さに応じてサイズをお選びください。大は長さ約38cm、重さ約25g。中は長さ約35cm、重さ約18g。小は長さ約28cm、重さ約15g。幅は各サイズ10cmです。
【注意】ひとつひとつ手作りの商品です。品物によって個体差が生じる場合がございます。在庫状況によってはお時間を頂戴する場合がございます。
販売価格:810円(税込)
販売元:社会福祉法人名古屋ライトハウス 情報文化センター

短歌・俳句・川柳

薄井セツ子さん(福島市)
洗ったら子どもサイズに姿変え

菅野則夫さん(福島市)
鯉のぼり気象の変化にグッタリと

渡部茂さん(福島市)
小満の風に吹かれて 元気、増す

武田栄子さん(福島市)
真夜中に生まれしひ孫の産声を
聞きて嬉しき満開の桜

江口きよみさん(鴨川市)
風に揺れ遠い南の歌つむぐ
ハイビスカスの輝ける午後

穴澤勲さん(会津若松市)
この暑さついて行けない爺様は
どこまでできる健康管理

小板橋順二さん(猪苗代町)
着任の五月に雪の裏磐梯
六十年経て霧氷に送られる

矢島秀子さん(南相馬市)
たった二晩留守をしただけなのに
包んでくれる我が家のにおい

三浦寛さん(国見町)
梅雨間近緑耀きカッコウ響く
気分爽快桃の実すぐり

清野隆一さん(郡山市)
箸先に眼を向けラジオ耳で聞き
盛り付け急ぐ夜明けの炊事

おしらせ
●サポートセンターにじは、8月10日(土)~18日(日)に夏季休暇のため休館いたします。ご不便をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。

今月のイチオシ!図書

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 本屋大賞」が今年も発表されました。大賞・翻訳小説部門2023年・2024年の受賞作、そして、ジャンルを問わず、以前に刊行された作品のなかで今読み返しても面白いと思う本1冊を実行委員会が選出した「発掘部門」から、サピエに点訳・音訳が登録されている本をご紹介します。

●2024年大賞1位~4位・翻訳小説部門1位
『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈著:中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、きっと誰もが目を離せない。
『水車小屋のネネ』津村記久子著:「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な親から逃れ、姉妹で生きることに決めた理佐と律。ネネのいる水車小屋で番人として働き始める青年。水車小屋に現れた中学生…人々が織りなす希望と再生の物語。
『存在のすべてを』塩田武士著:平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がり…。(点訳着手)
『スピノザの診察室』夏川草介著:現役医師として命と向き合い続けた著者が到達した、「人の幸せ」とは。京都の地域病院で働く内科医・雄町哲郎(おまちてつろう)は、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。哲郎の力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣(はながき)は愛弟子を哲郎のもとに送りこむが・・・。
『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』ファン・ボルム著:完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある。ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。新米女性書店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。(点訳・音訳着手)

●2023年大賞1位~3位・翻訳小説部門1位
『汝、星のごとく』凪良ゆう著:風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒著:少年時代のある事件から心を閉ざしてきた橘は、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠を掴むこと。美しき孤独なスパイが最後に手にするのは…。心震える“スパイ×音楽”小説!
『光のとこにいてね』一穂ミチ著:古びた団地の片隅で出会った結珠(ゆず)と果遠(かのん)。ふたりは何もかもが違った。着るものも食べる物も住む世界も。ひとつの愛に惑うふたりの四半世紀の物語。
『われら闇より天を見る』クリス・ウィタカー著:自称「無法者」の少女ダッチェスと、過去に囚われた警察署長ウォーク。彼女たちの町では30年前、ひとりの少女が命を落とす事件が起きた。事件で逮捕された男が刑期を終えて町に帰ってくると、新たな悲劇が…。

●発掘部門 2024年~2018年
『プラスティック』井上夢人著:そのフロッピーには54個の文書ファイルが収められていた。冒頭の文書は出張中の夫の帰りを待つ向井洵子が経験した奇妙な出来事を記した日記。それがアイデンティティーを崩壊させる導火線だった。謎が謎を呼ぶ深遠な井上ワールドの傑作ミステリー。
『おちくぼ姫』田辺聖子著:貴族のお姫さまではあっても、意地悪い継母に育てられ、召使い同然、粗末な身なりで一日中縫い物をさせられ、床が一段低く落ちくぼんだ部屋にひとりぼっちで暮らしている姫君、といえば“シンデレラ姫”を思い浮かべることでしょう。姫君と青年貴公子のラブ・ストーリーでもある「おちくぼ姫」は千年も昔に書かれた王朝版「シンデレラ物語」です。若い読者のために現代語訳された、とびきり面白い物語を楽しんで下さい。
『破船』吉村昭著:二冬続きの船の訪れに、村じゅうが沸いた。しかし、積荷はほとんどなく、中の者たちはすべて死に絶えていた。骸が着けていた揃いの赤い服を分配後まもなく、村を恐ろしい出来事が襲う。貧しい漁村に伝わるサバイバルのための異様な風習お船様が招いた、悪夢のような災厄を描く異色の長編小説。
『ない仕事の作り方』みうらじゅん著:デビューから35年間、世にない仕事を作ってきた著者が、アイデアの閃き方やセンスの育み方、印象に残るネーミングのコツ、世の中に広める方法、最強の接待術などを大公開。どんな仕事にも応用がきくテクニックが満載。
『無理難題が多すぎる』土屋賢二著:ぼっち席、幸福に目もくれない生き方、善人になる方法、矛盾との闘い方…。ツチヤ教授のまわりには、一筋縄ではいかない無理難題がいっぱい!日々生きるのが気楽になれるユーモア・エッセイ集。
『サスツルギの亡霊』神山裕右著:突然、舞い込んだ絵はがき。差出人は三年前に、南極で死んだ兄だった。法の手がはるか及ばない、美しく残酷な極寒の地。そこで、兄貴の亡霊が、おれを誘っている。
『異人たちの館』折原一著:8歳で児童文学賞を受賞し天才少年と呼ばれた小松原淳は、なぜ富士の樹海に消えたのか。母親の依頼で淳の伝記を書くことになった作家志望の島崎は、膨大な資料を読み、関係者に取材して淳の人生に迫るが、やがて不気味な異人の影が彼の周辺に出没するようになり…。

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